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修理について [革のこと色々]

仕事柄、修理以来を時々お受けするのですが、
その際、品物をお見せいただかない状態で、
修理見積もりを訊かれることがよくあります。
これが非常に困ったことになります。

というのも、例えばバッグのファスナー交換、と
一口に言っても、そのバッグが、どういう構造に
なっているのかで、ファスナーの付け方が変わってきます。

当たり前のようにバッグの間口に付いているファスナー、
それが裏地の上についているのか、裏地と本体の間に
挟み込んであるのかで、作業の工程、難易度が
作業時間が変わってきます。この状態では
きちんとした見積もりを出すことは困難なのです。
もしかしたら、当店では修理出来ない構造かもしれません。
特殊なミシンを使っている場合、縫製が出来ない場合も
出てきます。

また、ファスナーが閉じない、というような場合、
スライダー(ファスナーの引き手の部分)を
交換するだけで直ってしまう場合もあります。

というわけで、今回はファスナー交換を例に出しましたが、
他の部分の修理についても同様ですので、修理の
ご依頼の際は、ご面倒でも、その品物をお持ちになって
お気軽にご来店ください!

以上、スタッフ1号でした。


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